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車椅子用電動アタッチメント開発

車椅子でもっと遠くまで出歩きたい!もっと早く移動したい!砂利道や芝生の上も自由に行ってみたい!という願いは、車椅子ユーザーなら誰でも抱くのではないでしょうか。

だけど選択肢は、電動車椅子に乗るか、自分をアスリートに仕上げるかしかありませんでした。電動車椅子だけでは、多岐にわたるニーズを叶え、個々の能力を十分に発揮できないのは明確です。

近年の電動機器の発達で、電動車椅子規格の新たな電動機器も幾つか出現しましたが、どれも私たちの願いを叶えるものとは言えませんでした。

 

車椅子に自転車の様な移動速度と走破性があれば・・・

そんな思いで手動式車椅子用の電動アタッチメント開発が始まりました。

車椅子用電動アタッチメントとは?

車椅子用電動アタッチメントは、主に手動用車椅子を利用している方々向けの電動機器です。

お使いの車椅子への脱着が簡単で、車椅子の機能を失うことがなく、必要な時だけ移動機器として使えます。

​キャスターホイールを持ち上げた3輪走行となるため走破性が上がり、砂利道や多少の凸凹のある道での走行が可能となります。

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世界では・・

​実は、世界中で既に手動式車椅子用の電動アタッチメントは実用化されています。日本での普及を阻んでいたのは道路交通法への適応でした。

車椅子ユーザーに大きなメリットがあることは明確で、日本でも同じように便利さを享受したいという声が高まっています。

道路交通法のクリアが課題でしたが、特定小型原付規格という新しいカテゴリーに準拠することで、日本でも電動アタッチメントの利用が可能になりました。

​ですが、日本独自の規格をクリアした製品の開発が必要となりました。

開発の始まり

​先ずは経産省を通じ、警察庁と国土交通省の方々に車椅子用電動アタッチメントについてご説明する機会を頂きました。省庁からも前向きなご意見や、車体規定について配慮を頂くことにも繋がりました。

車体の開発は、思ったよりも困難で、1年半後にやっと試作機ができました。求める性能や耐久性を実現することはなかなか難しいことでした。

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試行錯誤

​更に数か月経って2台目の試作機が形になってきました。

テストをするたびに改良点が明らかになり、製作会社には改良につぐ改良をして頂きました。

このモデルは保安部品を備えていて、ナンバーを取得することができ、公道でのテストも可能になりました。

ひとつの完成形として国際福祉機器展やジャパンモビリティショーへ出展すると、予想以上の大きな反響があり、機器の必要性や、期待値が高いことの確証を得ることができました。

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現在地点

​2台目の試作機は大きな前進でしたが、テストや改良を繰り返しても、製品としての合格点をどうしても超えることができませんでした。

更に高い性能と、耐久性、品質を備えた製品を完成させるために、新しい企業とのタッグも決まり、現在引き続き開発を行っています。

製品をお待ち頂いている方々には、計画が遅れ、ご迷惑をおかけして大変申し訳ありません。少しでも早く皆様にお届けできるように、開発を進めています。

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行けなかったコンビニまで自分で行ける。

通勤、通学を送り迎えなく自分で通える。

家族とサイクリングに出かける。

公園の芝生や遊歩道も楽しんで自然を感じられる。

旅行先で、街歩きや散策を楽しめる。

​そんな自由を実現できるように。

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